杉並の隠れ家ヨガ&セラピーハウス
ユリアナガーデンの主、ユリアナねーさん
でございます。

先週2/6の週は、私、期待でワクワクでした。
星の空模様を独特なかたり口調で伝えてくれる
石井ゆかりさんのサイトに下記の一節が
あったからです。

shiiyukari.tumblr.com/tagged/筋トレ週報魚座

「治る」ものがあるようです。

あるいは「修理が仕上がる」のかもしれません。

または「問題が解決する」とか、

「条件が整う」といったことが起こるのかもしれません。

物事が180度変わるような変化ではありませんが

ねじれていたものがまっすぐになったり、

ズレがすっきり修正されたりするような

そんな変化が起こって

貴方の心の中に、大きな満足と

「これで思い切り戦える」という自信、

勇気がわいてくるでしょう。

『治る』。
私は11月上旬に自転車の車輪に何かが
ひっかかり、急な坂道下りでスピードが
最高潮にあがった雨あがりの夜半に、
急停車した自転車が横転し、
自分はしこたま左下半身を打ちました。
左臀部は掌サイズにはれあがり、
膝にはにぶい痛みが……。

骨に異常はなかったのでだましだまし
仕事と踊りのレッスンしてましたが、
さすがにまずいと思い、
紹介を受けたうれしや治療院さんに通い
だしました。

ここで受けたスゴイ治療効果や院長の
池田さんの濃いいキャラネタは後日にまわし……。

私ははじめて信頼できる治療家であり、
トレーナーである人物に出会い、
彼女の指示に従って地味な筋トレに励み、
ひと月はフラメンコのレッスンは完全に休みました。

やがてフラメンコレッスンを細々と復活しましたが
動くとやはり痛みだす。立てない。膝崩れで
うずくまったりと、不安感がうずきます。

ベリーダンスの初級クラスに出て
リハビリ(ベリーの動きはリハビリ運動に通じるところが
あるので)しながら、不安な気持ちを和らげて
いました。

なので。
今週私はこの長い不安と痛みから
今週突然解放されるんだって勝手に思って、
ものすごくワクワクしちゃったんですね。

残念ながら、まず治っちゃたのは私ではなく……。
9月に大腿骨を折った父、御年89歳(本人は
認知症のため110歳と思い込んでいる)でした。

IMG_0308

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両親は認知症のため、
自身の怪我、相手の怪我や入院など、

短期記憶を保持できないため、
母は父を認識できなくなり、
混乱もひどかったので、一時ひどく

暴力的になってしまいました。

お互いを探し求める両親を一旦
引き離し、母が落ち着きを取り戻し、
父の脚の回復を待ちました。
ケア付きマンションで介護にあたる
スタッフも家族である私たちも、
この先ずっと今の状態は続けられないので、
どうしたらよいのかと頭を抱えていました。

ところが執刀医のイケメン先生も作業療法士
の先生も『認知症患者の歩行はありえない』と
断言したにも関わらず、

父は逆に認知症ならではの思い込みと物忘れ力で
『トイレは自分で行くもの。
自分は歩ける。和子(母の名前)に会いたい。
(ついでに)自分は200歳まで生きる??』
この4点で一切の歩行補助なしに歩けるまでに回復

何もつかまらずに食堂に向う父に
廊下で出会ったときは、
姉と一緒に『うっそー。
何にもつかまらず歩いてるよ』と
呻きました!

一時の混乱で現在の父を父と認識
できなかった母も、
数ヶ月の日々で落ち着きを取り戻したのと
ある意味認知が進んだせいか、
穏やかに、何事もなかったように父と
暮らせるようになりました。

この写真。60年のダイヤモンド婚式を
終えたふたりが、ずっとラブラブな結婚生活を
送ってきたようにみえるんでしょうね。

とーーーーーんでもないです。
感情コントロールができないこの二人の
結婚は機能不全の家庭をつくり、
いつも家には怒声と緊張感が張りつめ、
子である私は、身を潜めて暮らし、
ふたりの両親をひたすら嫌い抜き、
彼らを反面教師として自らの人生を生きてきました。

けれど60年という年月と、認知症のおかげで、
たくさんのものを手放したけれど
すごく大事なものを手にいれたようです。

結婚して60年、ふたりは今最高の笑顔です。
人の人生はこれほどに先が予想できないものなのかも
しれません。

ああ、まだテーマににたどりつけない。。。
主役は私なんだけどなーー。

続く

 

 

 

 

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