杉並の隠れ家ヨガ&セラピー
ハウスのユリアナです。

私が日頃の、のんきなブログ題名とは
あまりにかけ離れていて、
自分でもびっくり!!。

昨日はヨガに来ているふたりの
生徒さん赤星さん
北川さんが、通常妊婦さんやその周辺
年代対象に主催しているセミナー
ということで、
熟年ユリアナ場違いかな?、と
最初『?』な気分で行ってきましたよ。

いや、目からウロコでした。
赤星さん
こんな大事な内容ならもっと
熱く誘ってくれないとダメじゃん!!!

これは21歳の大学生女子を持つ
私にとっても大きな問題
だったからです。

最初にドカンと私に落ちて来たのは
「性教育は人権教育の一部なのに、
日本の性教育はないと等しい」と
バキっと言った講師の助産師土屋麻由美
さんの言葉でした。

これが最初のメガトン級ショック
の幕開けでした。

1990年代、東京などの
都市圏の一部では大きく性教育
が取り合げられたブームをのぞき、
日本の性教育問題にはずっとカバーが
かけられっぱなし、ということです。
つまり、約40年前、移動教室前に
女子が集めれて生理の話をされた
私たち世代の頃と、
なんら変わりないということです。

かつて金八先生の保健室教務の
役を演じた高畑淳子さんが
生徒に向かって話したような
熱い風景、
あれはまさに「ドラマ」だけの
世界だったんですね。

いつしか学校教育現場で性問題は
ひどくバッシングを
受けるようになります。
つまり、性の問題はフタをしろ。
寝た子を起こすな的日本の
風土?で、教育現場が(どこが先導
したかはわかりませんが)、性教育を
締め出したそうです。
義務教育の保健体育の過程では
受精以降の生物学的な話はしますが、
セックスに至るまでの恋愛や
人と人との関係はの話は
ないそうです。

この現状に抵抗したのが唯一
養護学校の先生たちだったそうです。

なぜだかわかりますか?

養護学校の生徒さんたちは
実際意味もわからず
登下校などの際に
数度に渡ってレイプされたり
する事件が頻発しているからです。
(私も実際こうした自閉症のお嬢さん
を存じ上げています。切なすぎます)。

え、それって養護学校の生徒でしょ?
うちの子には関係ない、
なんて思ってませんか?

少なからず男子なら加害者(
被害者ももちろんあります)
女子なら売春なども含め、
性犯罪への恐怖は常にあるのでは?
だって、有名大学のサークルの
学生が加害者になる時代です。

犯罪にまで行き着かなくても
性の問題って自身が生まれた
根源です。

その根っこを
教育現場がやらないのは
おかしくないでしょうか?
限られたごく一部の
中高一貫校などが
教育プログラムを実施
しているそうですが、
それって
心ある校長先生がいるほんの一部
の学校だそうです。

家庭はどうか?
私もこの問題に
きちんと向き合ってきません
でした。
大反省したのは言うまでもありません。

きっと私自身がそうであったように
漫画や雑誌、今ならもっとあけすけな
ネット映像から部分だけをみて
娘も学んだのかもしれません。

多くの女の子たちは
え、これがせっくすなんだ!
こんな気持ち悪いんだ!
え、赤ちゃんってこんなことしないと
できないんだ!
人を好きになるなんて面倒だし
キモイ。

そんな歪んだ情報で頑なになるか、
反対に性をないがしろに
するかでは、
日本のセックスレスと少子化は
止まらないですよね。

こうした問題の投げかけのあと、
90分という限られた時間内で
義務教育も高校教育もやらない
性教育を家庭内でどんな風に
していくかの具体的な話がありました。
IMG_3024IMG_3025

 

 

 

 

 

 

このイベントを主催した赤星さんは
ドゥーラという、あまり聞きなれない
産前産後をサポートするスペシャリスト
の人材派遣や
今回のような育児で
みんなが不安を抱えながらも
口に出せない問題をきちんと
向き合っていこうと発信していく
産後プランニングサービスという会社を
経営されています。

若い20代〜30代世代の
出産子育て世代の状況は
20年前の私たちと比べても
別世界のように息苦しく、
新たな問題が生まれています。

これはヨガクラスに来てくださる
若いみなさんから
教えられたことでした。

母親としての私もこの先
こんな中で娘が結婚や出産から
身を遠ざけるのはさみしいです。
(もちろん本人が決めることですが)

日々の日常では気づけない
問題意識に出会えた素敵な
1日をご報告させていただきました。

ちなみに参加者はお孫さんがすでに
いらっしゃるユリアナ世代の
ご参加多数で、なぜかホッとしました。

おすすめ記事